Valuation Allowance(評価性引当金)
意味
評価性引当金
カイロウ式ヒント
DTAの回収可能性が50%以下なら設定
Valuation Allowance の試験対策解説
評価性引当金とは、繰延税金資産(DTA)のうち、将来その税務上の便益を実現できる可能性が『より確からしい(more likely than not、50%超)』と判断できない部分について設定する、DTAの評価減にあたる勘定です。企業は過去の業績、将来の課税所得の見込み、タックスプランニング戦略、一時差異の解消時期など複数の証拠を総合的に検討して回収可能性を判断します。継続的な損失計上企業では評価性引当金の必要性が高まる一方、安定した将来利益が見込める企業では不要と判断されることもあります。評価性引当金の増減は当期の税金費用に直接影響するため、監査上も重要な見積り項目として扱われます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
『more likely than not』は50%超の可能性を意味し、50%ちょうどでは要件を満たさない点がひっかけになります。評価性引当金はDTAの総額を減額する評価勘定であり、DTL側には適用されないことも押さえましょう。
英語例文
A valuation allowance is recorded when it is more likely than not that a DTA will not be realized.
DTAが実現される可能性が50%以下であると判断される場合、評価性引当金が計上されます。
Valuation Allowance に関するよくある質問
評価性引当金はどのような場合に設定されますか?
将来の課税所得によってDTAの便益を実現できる可能性がmore likely than not(50%超)に満たないと判断される場合に設定されます。過去の損失実績や将来の利益見込みなど複数の証拠が判断材料となります。
評価性引当金はDTLにも適用されますか?
適用されません。評価性引当金はDTAの回収可能性を評価するための概念であり、支払義務であるDTLの測定には関係しません。DTLは一時差異の解消に応じて全額計上されます。
所属章: Ch.15 繰延税金
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