Inherent Limitations(固有の限界)
意味
固有の限界
カイロウ式ヒント
Management override, Collusion, Judgment errors
Inherent Limitations の試験対策解説
固有の限界(Inherent Limitations)とは、内部統制がどれほど適切に設計・運用されていても、その性質上完全には除去できない限界のことを指します。代表的なものとして、経営者による統制の無視(Management Override)、複数の従業員による共謀(Collusion)、担当者の判断ミス、人為的なエラー、費用対効果を踏まえた統制の簡略化などが挙げられます。この概念が重要なのは、監査人が内部統制に依拠する場合であっても、内部統制だけでは重要な虚偽表示のリスクをゼロにはできないという前提に立つ必要があるためです。AUDでは、内部統制が「合理的保証」であって「絶対的保証」ではない理由の根拠として、この固有の限界がしばしば問われます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
内部統制がいかに整備されていても不正を完全に防げない理由として、固有の限界(特に経営者による統制の無視と共謀)を挙げさせる設問が定番です。「適切に設計された統制なら不正は起こらない」という選択肢は誤りと判断できます。
英語例文
Inherent limitations of internal control include management override and collusion among employees.
内部統制の固有の限界には、経営者による統制の無視や従業員間の共謀が含まれる。
Inherent Limitations に関するよくある質問
固有の限界にはどのようなものがありますか?
経営者による統制の無視、従業員間の共謀、判断ミスや人為的エラー、費用対効果を踏まえた統制の簡略化などが代表例です。これらは統制の設計・運用の巧拙にかかわらず完全には除去できません。
固有の限界があるなら内部統制の評価は無意味ですか?
無意味ではありません。固有の限界があっても内部統制は重要な虚偽表示のリスクを大きく低減させる効果があり、監査人はその効果を踏まえて統制リスクを評価し、監査手続の範囲を決定します。
所属章: Ch.6 内部統制 Part 1
関連語(Ch.6 内部統制 Part 1)
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