Custody(保管)
意味
保管
カイロウ式ヒント
資産を物理的に保管する機能
Custody の試験対策解説
保管(Custody)は、現金・有価証券・棚卸資産といった資産を物理的に管理・保有する機能で、職務分離を構成する承認・記録・保管の3機能の一つです。資産を物理的に保管する担当者が、同時にその資産に関する会計記録へのアクセス権も持っていると、資産を持ち出した上で帳簿上の残高を操作して発覚を防ぐという不正が成立しやすくなります。そのため保管担当者は、記録機能や承認機能から独立していることが求められ、定期的な実地棚卸や現金の残高照合など、保管資産と帳簿記録を独立した第三者が突き合わせる統制と組み合わせて初めて有効に機能します。AUDでは金庫の鍵を持つ担当者と帳簿記帳担当者が同一かどうかを問う設例が典型です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
保管機能の担当者が会計記録にもアクセスできる状況は、資産の流用と記録の改ざんを同一人物が同時に行える危険な組み合わせとして出題されます。実地棚卸や現金照合を「保管担当者以外」が実施しているかどうかも論点になります。
英語例文
Employees with custody of assets should not also have access to accounting records.
資産の保管を担う従業員は、会計記録へのアクセス権も併せ持つべきではない。
Custody に関するよくある質問
保管機能はなぜ記録機能から独立させる必要がありますか?
保管担当者が記録機能も兼ねると、資産を不正に持ち出した上で帳簿上の残高を書き換えて隠蔽できてしまうためです。独立させることで、実地の資産と帳簿記録の突合による相互牽制が機能します。
実地棚卸は誰が実施すべきですか?
在庫の保管や記録を日常的に担当していない、独立した立場の担当者が実施することが望ましいとされます。保管担当者自身が棚卸を行うと、不一致が見過ごされるリスクが高まります。
所属章: Ch.6 内部統制 Part 1
関連語(Ch.6 内部統制 Part 1)
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