Collusion(共謀)
意味
共謀
カイロウ式ヒント
複数人が結託して不正を行うこと
Collusion の試験対策解説
共謀(Collusion)とは、複数の従業員が結託して不正を行うことで、本来なら職務分離によって相互に牽制されるはずの統制の効果を無効化してしまう現象を指します。例えば、承認担当者と記録担当者が共謀すれば、不適切な取引を承認した上で帳簿上も辻褄を合わせることができ、単独犯では発覚しやすい不正でも共謀によって発見が著しく困難になります。共謀は内部統制の固有の限界の一つに数えられ、どれほど職務分離を精緻に設計しても、関係者同士が結託する意思を持てば統制を回避できてしまう点が特徴です。AUDでは、職務分離の限界を説明する文脈で経営者による統制の無視と並んで頻繁に登場します。
試験での問われ方・ひっかけポイント
職務分離は不正防止に有効ですが、担当者同士が共謀すれば効果が失われる点が試験の狙い目です。「職務分離を徹底すれば不正は完全に防げる」という趣旨の選択肢は、共謀の存在を無視しているため誤りです。
英語例文
Collusion among employees can circumvent even well-designed internal controls.
従業員間の共謀は、よく設計された内部統制であっても無効化してしまうことがある。
Collusion に関するよくある質問
共謀があると職務分離は意味がなくなりますか?
完全に無意味になるわけではありません。共謀には複数人の合意が必要なため単独犯より発生しにくく、職務分離は依然として不正の抑止効果を持ちますが、絶対的な防止策ではない点に注意が必要です。
共謀による不正はどう発見しますか?
特定の統制活動だけでは発見が難しいため、内部監査や監視活動による俯瞰的なレビュー、内部通報制度、異例な取引パターンの分析など、複数の視点を組み合わせた対応が重要になります。
所属章: Ch.6 内部統制 Part 1
関連語(Ch.6 内部統制 Part 1)
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