Variable Interest Entity (VIE)(変動持分事業体)
意味
変動持分事業体
カイロウ式ヒント
議決権ではなくリスク/リターンの集中で連結判断
Variable Interest Entity (VIE) の試験対策解説
変動持分事業体(Variable Interest Entity、VIE)とは、議決権株式の保有比率という通常の支配基準ではなく、その事業体の期待損失やリターンを誰が実質的に負担・享受しているかによって連結の要否を判断する特殊な事業体を指します。伝統的な子会社の判定基準(議決権の過半数保有)では支配関係を捉えきれない、資本が薄く契約によって設計された事業体(証券化目的会社など)を対象に発展した論点です。VIEに対して意思決定権を持ち、かつ期待損失または期待リターンの大部分を吸収する立場にある投資者は「主たる受益者(Primary Beneficiary)」とされ、議決権の保有がなくてもそのVIEを連結する義務を負います。
試験での問われ方・ひっかけポイント
VIEは議決権比率ではなく損失・リターンの実質的な負担者が誰かで連結を判断する点が核心です。過半数株式を保有していないから連結不要、という短絡的な判断がひっかけになります。
英語例文
A VIE is consolidated by its primary beneficiary, which absorbs the majority of expected losses or returns.
VIEは、期待損失またはリターンの大部分を吸収する主たる受益者によって連結されます。
Variable Interest Entity (VIE) に関するよくある質問
VIEと通常の子会社の連結判定はどう違いますか?
通常の子会社は議決権株式の過半数保有という支配力基準で判定しますが、VIEは議決権にかかわらず、期待損失・リターンを実質的に負担する主たる受益者を基準に連結の要否を判断します。
主たる受益者とはどのような立場の投資者ですか?
VIEの活動に重要な影響を与える意思決定権を持ち、かつVIEの期待損失または期待リターンの大部分を吸収する立場にある投資者を指し、この投資者がVIEを連結します。
所属章: Ch.14 連結財務諸表
関連語(Ch.14 連結財務諸表)
FARをもっと深く理解する
単語の意味を覚えたら、次はストーリー・インプット・アウトプット・整理ノートの4ステップで「なぜそうなるのか」を理解しましょう。Chapter 1は無料で読めます。