Transaction Price(取引価格)
意味
取引価格
カイロウ式ヒント
企業が権利を得る対価の額
Transaction Price の試験対策解説
取引価格とは、財またはサービスを顧客に移転する対価として企業が権利を得ると見込まれる金額のことで、ASC 606の5ステップモデルのステップ3に該当します。取引価格の算定にあたっては、契約書に記載された固定額だけでなく、変動対価、重大な金融要素、現金以外の対価、顧客に支払う対価などの要素を考慮する必要があり、単純に請求書の金額をそのまま使えるとは限りません。特に値引き・リベート・インセンティブなどが含まれる場合は、変動対価の見積りを通じて取引価格に反映させます。取引価格が確定した後、ステップ4で各履行義務に配分される流れを理解しておくことが重要です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
取引価格は契約書上の請求額と必ずしも一致しない点がひっかけになります。変動対価や金融要素の調整を反映した「純額」概念であることを意識し、単純な販売価格の合計と混同しないようにしましょう。
英語例文
The transaction price is the amount of consideration to which the entity expects to be entitled.
取引価格とは、企業が権利を得ると見込まれる対価の額のことです。
Transaction Price に関するよくある質問
取引価格に含める対価と含めない対価の違いは何ですか?
第三者のために回収する消費税等の税金は取引価格に含めません。一方、値引きやリベートを反映した変動対価、重大な金融要素の調整額は取引価格に含めて算定します。
取引価格はどのタイミングで見直しますか?
契約締結時に見積もった後も、変動対価の見積りが変化した場合や契約条件が変更された場合には取引価格を見直し、その変更を各履行義務に配分し直します。
所属章: Ch.11 収益認識
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