Contract Asset(契約資産)
意味
契約資産
カイロウ式ヒント
対価の権利があるが請求権がまだない
Contract Asset の試験対策解説
契約資産とは、企業が顧客に対してすでに財・サービスを移転して対価を得る権利が発生しているものの、その権利がまだ時の経過以外の要因(残りの履行義務の充足など)に左右されており、無条件の請求権としては認識できない状態の資産を指します。売掛金(Accounts Receivable)が無条件の請求権であるのに対し、契約資産は条件付きである点が本質的な違いです。たとえば複数の履行義務を含む契約で、一部の履行義務のみを充足した段階では、請求可能額に達していなくても契約資産として認識するケースがあります。ASC 606では貸借対照表上、契約資産・契約負債・売掛金を区別して表示することが求められます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
契約資産と売掛金の区別が頻出のひっかけです。契約資産は請求の前提条件(残りの履行の完了など)が未充足の条件付き権利であるのに対し、売掛金は時の経過のみで請求可能な無条件の権利である点を押さえましょう。
英語例文
A contract asset is recognized when an entity performs before the customer pays or payment is due.
契約資産は、企業が顧客の支払前または支払期日前に履行を行った場合に認識されます。
Contract Asset に関するよくある質問
契約資産と売掛金はどう違いますか?
売掛金は時の経過だけで請求権が確定する無条件の権利ですが、契約資産は残りの履行義務の充足など他の条件にも左右される条件付きの権利である点が異なります。
契約資産はいつ売掛金に振り替わりますか?
残りの履行義務が充足され、対価に対する企業の権利が時の経過のみで確定し無条件になった時点で、契約資産の残高は売掛金へと振り替えられて表示されます。
所属章: Ch.11 収益認識
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