Significant Financing Component(重大な金融要素)
意味
重大な金融要素
カイロウ式ヒント
支払タイミングが1年超の場合は利息調整
Significant Financing Component の試験対策解説
重大な金融要素とは、契約における財・サービスの移転タイミングと、それに対する対価の支払タイミングとの間に著しいズレがあり、そのズレが実質的に金融取引(貸付け・前払い)としての性格を帯びている場合の要素を指します。たとえば商品引渡しから2年後に代金を受け取る契約や、逆に契約締結時に長期前払いを受ける契約では、単純な販売価格に加えて利息相当額が含まれていると考えられるため、取引価格からこの金融要素を分離し、別途利息収益または利息費用として認識する必要があります。ただし、支払時期の差が1年以内である場合には、実務上の便宜として重大な金融要素の調整を行わなくてよいとされています。
試験での問われ方・ひっかけポイント
支払タイミングの差が1年以内であれば金融要素の調整を省略できるという実務上の簡便法がある点が頻出です。単に「支払が後払いだから常に調整が必要」と誤解しないよう注意しましょう。
英語例文
A significant financing component exists when the timing of payment differs significantly from performance.
支払のタイミングが履行のタイミングと著しく異なる場合、重大な金融要素が存在します。
Significant Financing Component に関するよくある質問
重大な金融要素があるとなぜ調整が必要なのですか?
対価の金額に実質的な利息相当分が含まれているため、それをそのまま収益に含めると財・サービスの対価と金融収益・費用が混在してしまい、財務諸表の実態を正しく表せなくなるためです。
1年以内の支払時期のズレはどう扱いますか?
実務上の簡便法として、契約締結時に財・サービスの移転から1年以内に対価が支払われると見込まれる場合には、重大な金融要素の調整を行わなくてよいとされています。
所属章: Ch.11 収益認識
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