Incremental Borrowing Rate(追加借入利率)
意味
追加借入利率
カイロウ式ヒント
暗黙利率が不明な場合に使用する借手の借入利率
Incremental Borrowing Rate の試験対策解説
追加借入利率とは、借手が同様の経済環境下で、同期間・同様の担保でリース対象資産と同等の使用権資産を取得するために必要な資金を借り入れる場合に適用されるであろう利率を指します。ASC 842では、リース負債の測定に用いる割引率として、まず貸手の計算利子率(暗黙利率)の使用が原則とされますが、これは貸手固有の情報を要するため借手が容易に把握できないことが多く、実務上は追加借入利率が用いられる場面が少なくありません。非上場企業を含む借手区分によっては、簡便的にリスクフリーレートを用いる代替的な取扱いも認められています。割引率の選択はリース負債および使用権資産の当初測定額に直接影響する重要な見積り要素です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
暗黙利率が「容易に算定可能」かどうかの判断が問われます。実務上は貸手固有の情報(残存価値の見積り等)が入手できないため暗黙利率を使えないケースが多く、その場合に追加借入利率へ切り替える論理を理解しておきましょう。
英語例文
When the implicit rate is not readily determinable, the lessee uses its incremental borrowing rate.
暗黙利率が容易に算定できない場合、借手は追加借入利率を使用します。
Incremental Borrowing Rate に関するよくある質問
追加借入利率と暗黙利率はどちらを優先して使いますか?
原則は貸手の計算利子率(暗黙利率)ですが、貸手固有の情報がないため借手が容易に算定できない場合には、追加借入利率を割引率として使用します。
非上場企業でも追加借入利率を見積る必要がありますか?
非上場企業を含む一定の借手には、追加借入利率の代わりにリスクフリーレートを用いる会計方針の選択が認められており、見積りの負担を軽減できる場合があります。
所属章: Ch.9 リース会計
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