Direct Method(直接法)
意味
直接法
カイロウ式ヒント
主要な現金収支を個別に表示。FASBは推奨
Direct Method の試験対策解説
Direct Method(直接法)は、営業活動によるキャッシュ・フローを、顧客からの現金回収額や仕入先への現金支払額といった主要な現金収支の項目ごとに、総額で積み上げて表示する作成方法です。純利益から逆算する間接法とは対照的に、現金の動きを取引区分ごとに直接示すため、読み手にとって直感的に理解しやすいという利点があります。FASB(財務会計基準審議会)はこの直接法での表示を推奨していますが、作成には発生主義の会計記録を現金基準に組み替える追加作業が必要となるため、実務での採用は限定的です。なお、直接法を採用する場合でも、間接法による調整表(純利益から営業CFへの調整)を注記として開示することが求められます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
直接法を採用しても間接法の調整表の注記開示は免除されない点が問われます。「直接法を選べば間接法の開示が不要になる」という誤解を選択肢で狙われやすいので注意してください。
英語例文
The direct method reports major classes of gross cash receipts and gross cash payments.
直接法では、現金の総受取額及び総支払額の主要な区分ごとに報告します。
Direct Method に関するよくある質問
直接法を使う企業でも間接法の情報は必要ですか?
はい。直接法で計算書を作成する企業も、純利益から営業活動によるキャッシュ・フローへの調整過程を、間接法と同様の形式で注記として別途開示する必要があります。
直接法が推奨されているのに普及していないのはなぜですか?
直接法は総額での現金収支を個別に把握する必要があり、既存の発生主義の会計記録から作成し直す手間が大きいため、簡便な間接法の方が実務では広く採用されています。
所属章: Ch.16 キャッシュ・フロー計算書
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