Engagement Letter(監査契約書)
意味
監査契約書
カイロウ式ヒント
CPA責任・クライアント責任・限界を明記
Engagement Letter の試験対策解説
監査業務を受託する際に、監査人と依頼人(経営者および統治責任者)の間で交わされる契約書がEngagement Letterです。監査の目的と範囲、財務諸表の作成責任は経営者にあること、内部統制の整備・運用責任も経営者にあること、監査人が提供するのはあくまで合理的保証であり絶対的保証ではないこと、報酬の算定基準、監査人が依頼人の帳簿や記録に自由にアクセスできることなどを明記します。新規契約時だけでなく、監査範囲や監査基準に重要な変更が生じた継続監査でも、内容を見直して更新することがあります。書面化することで、監査人と依頼人の間の期待のズレ(Expectation Gap)を未然に防ぐ機能を果たします。
試験での問われ方・ひっかけポイント
MC問題では、Engagement Letterに「財務諸表の作成責任は経営者にある」旨の記載が必須である点が問われます。監査人の責任を「絶対的保証の提供」と誤って記述する選択肢はひっかけです。署名者は経営者側であり監査人ではない点も要注意です。
英語例文
An engagement letter should specify the responsibilities of management and the auditor.
監査契約書には、経営者と監査人双方の責任を明記すべきです。
Engagement Letter に関するよくある質問
Engagement Letterは毎年更新する必要がありますか?
必須ではありませんが、監査範囲や責任内容、報酬体系などに重要な変更があった場合は、継続監査であっても内容を見直し再度取り交わすことが望ましいとされています。
Engagement Letterと業務の条件はどう違いますか?
業務の条件(Terms of Engagement)は監査範囲・責任・報酬などの合意事項そのものを指す概念で、Engagement Letterはその合意内容を書面化した契約書という位置づけです。
所属章: Ch.5 監査契約の計画
関連語(Ch.5 監査契約の計画)
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