Completeness(網羅性(完全性))
意味
網羅性(完全性)
カイロウ式ヒント
記録すべき全てが記録されているか
Completeness の試験対策解説
網羅性(Completeness)とは、記録されるべき取引や勘定残高、開示事項がすべて漏れなく財務諸表に記録・反映されているかを問うアサーションです。負債や費用の過小計上は網羅性アサーションへの違反であり、利益を実態より高く見せる不正の典型的な手口となります。監査人は網羅性を検証するため、証憑(納品書や請求書など)から会計記録へと追跡する手続を行い、記録漏れがないかを確かめます。発生アサーションとは検証の方向が逆であるため、両者を対比して覚えることが効果的です。特に負債側の勘定科目では網羅性が実在性よりも重視される傾向があり、この非対称性は試験でも問われます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
負債や費用は過小計上(網羅性の欠如)が不正のリスクになりやすく、資産や収益は過大計上(実在性の欠如)が不正のリスクになりやすいという非対称性が頻出論点です。
英語例文
Testing for completeness helps ensure all transactions that should be recorded have been recorded.
網羅性のテストは、記録されるべき取引がすべて記録されていることを確認するのに役立ちます。
Completeness に関するよくある質問
網羅性アサーションはなぜ負債で特に重視されますか?
負債の過小計上(簿外債務)は利益を実態より良く見せる不正につながりやすいためです。負債・費用については網羅性の検証に特に重点が置かれます。
網羅性を検証する具体的な手続にはどのようなものがありますか?
証憑書類から会計記録への追跡(トレーシング)が代表的です。未検収の請求書や後発事象の確認も網羅性の検証に用いられ、計上漏れの発見に役立ちます。
所属章: Ch.1 財務諸表監査概論
関連語(Ch.1 財務諸表監査概論)
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