Adverse Opinion(不適正意見)
意味
不適正意見
カイロウ式ヒント
「適正に表示していない」。赤信号
Adverse Opinion の試験対策解説
不適正意見とは、財務諸表に含まれる虚偽表示が重要であり、かつ財務諸表全体に広範な影響を及ぼすと監査人が判断した場合に表明される意見です。財務諸表が適用されるフレームワークに準拠して適正に表示されていないことを明確に述べる、いわば赤信号の意見であり、限定付適正意見よりも深刻な状況を表します。不適正意見が表明される場合、監査報告書には虚偽表示の内容と財務諸表への影響が具体的に記載され、意見の根拠区分の見出しも不適正意見用のものに変わります。実務での発生頻度は低いものの、試験では意見の判定ロジックを問う上で頻出です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
重要かつ広範(material and pervasive)という2つの条件が同時に満たされる場合にのみ不適正意見となる点が頻出です。重要だが広範でなければ限定付適正意見にとどまる点との比較で問われます。
英語例文
An adverse opinion is issued when misstatements are both material and pervasive to the F/S.
不適正意見は、虚偽表示が重要かつ財務諸表全体に広範な影響を及ぼす場合に表明されます。
Adverse Opinion に関するよくある質問
不適正意見と意見不表明はどう違いますか?
不適正意見は財務諸表の虚偽表示について十分な証拠を得た上での判断ですが、意見不表明は証拠不足のために判断自体ができない状況で表明される点が根本的に異なります。
不適正意見はなぜ実務で稀なのですか?
通常、監査の過程で重要な問題が発見された場合は経営者との協議により修正されるためです。修正に応じない場合にのみ最終的な意見として不適正意見が表明されます。
所属章: Ch.1 財務諸表監査概論
関連語(Ch.1 財務諸表監査概論)
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