Specific Identification(個別法)
意味
個別法
カイロウ式ヒント
各在庫単位の実際原価を追跡
Specific Identification の試験対策解説
個別法(Specific Identification)は、棚卸資産を構成する各単位について、実際に発生した仕入原価を個別に追跡し、販売された特定の単位の実際原価をそのまま売上原価に計上する評価方法です。宝石や自動車、不動産など、単価が高く個々の商品を識別しやすい業種で採用されることが多く、原価配分に仮定を用いないため理論上は最も正確な方法とされます。一方で、同種の商品を大量に扱う業種では個々の単位を追跡する事務コストが膨大になるため実務上は採用しにくく、その場合はFIFOや加重平均法など仮定に基づく方法が用いられます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
個別法は原価配分に仮定を用いない点でFIFO・LIFO・加重平均法と根本的に異なります。適用に適した業種(高単価・少量取扱い)を問う設問や、利益操作の余地がある点(どの単位を販売したと選ぶかで利益が変動)も出題されます。
英語例文
Specific identification tracks the actual cost of each individual inventory item sold.
個別法は、販売された各在庫単位の実際原価をそのまま追跡します。
Specific Identification に関するよくある質問
個別法はどのような業種に向いていますか?
宝石・美術品・自動車・不動産のように単価が高く、かつ個々の商品を識別・追跡しやすい業種に向いています。同種商品を大量に扱う業種では追跡コストが見合わないため他の評価方法が選ばれます。
個別法で利益操作の懸念があるのはなぜですか?
同一種類でも仕入時期によって原価が異なる複数単位の在庫がある場合、どの単位を販売したと選択するかによってCOGSと利益が変動し得るため、経営者の裁量が入り込む余地があるとされています。
所属章: Ch.3 流動資産(現金・売掛金・棚卸資産)
関連語(Ch.3 流動資産(現金・売掛金・棚卸資産))
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