Held-to-Maturity (HTM)(満期保有投資)
意味
満期保有投資
カイロウ式ヒント
債券のみ。償却原価で測定
Held-to-Maturity (HTM) の試験対策解説
Held-to-Maturity(満期保有投資)は、企業が満期まで保有する意思と能力を有する債券にのみ適用できる分類で、株式には使えません。取得時に発生した割引またはプレミアムを実効金利法で償却しながら、貸借対照表上は償却原価で測定する点が特徴です。時価が変動しても、その変動をPLにもOCIにも反映させないため、Trading SecuritiesやAvailable-for-Saleのように毎期公正価値で再評価する分類とは根本的に異なります。ただし満期前に売却する事例が繰り返されると、保有意図そのものへの疑義(いわゆるtainting)が生じ、他のHTM区分全体の妥当性まで問われることがあります。分類の要件と測定方法をセットで理解しておくことが重要です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
株式をHTMに分類できると誤認する選択肢や、時価変動を評価損益として計上させようとする選択肢がひっかけになります。HTMは負債証券限定・償却原価測定という2点をセットで覚えましょう。
英語例文
Held-to-maturity investments are debt securities that the entity intends and is able to hold until maturity.
満期保有投資は、企業が満期まで保有する意思と能力を有する負債証券です。
Held-to-Maturity (HTM) に関するよくある質問
HTMに株式を含めることはできますか?
できません。満期という概念を持つ負債証券(社債・国債等)のみが対象で、株式のような持分証券はHTMに分類できず、原則として公正価値で測定される区分に含まれます。
HTM証券の時価が下落したら評価損を計上しますか?
通常の時価変動では評価損益を計上せず償却原価のまま据え置きます。ただし公正価値の下落が回復不能と判断される場合には、別途減損の論点として損失認識を検討します。
所属章: Ch.13 投資
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