Diluted EPS(希薄化後1株当たり利益)
意味
希薄化後1株当たり利益
カイロウ式ヒント
転換社債・ストックオプション等の希薄化効果を反映
Diluted EPS の試験対策解説
希薄化後1株当たり利益(Diluted EPS)は、転換社債・転換優先株式・ストックオプション・ワラントなど、将来的に普通株式に転換・行使される可能性のある証券がすべて転換・行使されたと仮定した場合のEPSを示す指標です。分子には転換仮定に伴う利息費用(税引後)や優先配当の調整を加え、分母には潜在株式の増加分を加算します。潜在株式のうち、転換・行使を仮定するとかえってEPSを増加させてしまう証券(逆希薄化効果証券)は計算から除外し、希薄化効果を持つ証券のみを反映させる点が計算上の核心です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
各潜在証券について、個別にEPSへの影響が希薄化的か逆希薄化的かを判定してから合算する「増分法」の考え方が問われます。全体としては希薄化的でも、個別証券が逆希薄化的であれば除外する処理を忘れないようにしましょう。
英語例文
Diluted EPS assumes conversion of all dilutive potential common shares.
希薄化後EPSは、希薄化効果を持つ潜在的普通株式がすべて転換されたと仮定して計算されます。
Diluted EPS に関するよくある質問
転換社債はDiluted EPSの分子にどう影響しますか?
転換を仮定すると社債利息の支払が発生しなくなるため、その税引後の利息費用相当額を当期純利益に加算調整したうえで、Diluted EPSの分子として用います。
なぜ逆希薄化効果証券は計算から除外するのですか?
Diluted EPSは投資家にとって最も保守的な(低い)EPSを示す指標であるため、含めるとEPSが増加してしまう証券は目的に反するとして除外されます。
所属章: Ch.12 株主資本と1株当たり利益
関連語(Ch.12 株主資本と1株当たり利益)
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