Appropriated Retained Earnings(処分制限付利益剰余金)
意味
処分制限付利益剰余金
カイロウ式ヒント
配当に充当できないよう制限された利益剰余金
Appropriated Retained Earnings の試験対策解説
処分制限付利益剰余金(Appropriated Retained Earnings)は、社債契約上の制約や自己保険積立、将来の設備投資計画など特定の目的のために、配当として社外流出できないよう区分表示された利益剰余金を指します。総額としてのRetained Earningsは変わりませんが、Unappropriated(未処分)部分とAppropriated(処分制限付)部分に区分することで、配当可能な残高を利用者に明示する目的があります。制約が解消された場合には、区分を解除して再びUnappropriated Retained Earningsに振り戻す処理を行い、あくまで表示上の区分であり負債の計上を伴わない点が重要です。
試験での問われ方・ひっかけポイント
Appropriationは負債の計上ではなく、あくまでRetained Earnings内部での区分表示にすぎない点が最大のポイントです。設定・解除のいずれも損益計算書を通さない振替仕訳である点も確認しておきましょう。
英語例文
Appropriated retained earnings are restricted and not available for dividend distribution.
処分制限付利益剰余金は制限されており、配当として分配することができません。
Appropriated Retained Earnings に関するよくある質問
処分制限付利益剰余金はなぜ負債ではないのですか?
外部の第三者に対する現在の支払義務が発生しているわけではなく、あくまで会社が任意に配当可能額を制限する社内的な区分表示にすぎないためです。
制限が解除された場合はどのように処理しますか?
Appropriated Retained EarningsからUnappropriated Retained Earningsへ同額を振り戻す仕訳を行うだけで、損益への影響はありません。
所属章: Ch.12 株主資本と1株当たり利益
関連語(Ch.12 株主資本と1株当たり利益)
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