USCPA AUDChapter 10
特別な考慮を要する事項 確認テスト
全6問(○×・MC形式)・解答解説付き
USCPA AUD Chapter 10「特別な考慮を要する事項」の頻出論点を、6問の確認テストでチェックできます。選択肢を選ぶと その場で正解・不正解と解説が表示されます。最後まで解くと結果もまとめて確認できます。
1○×問題
顧問弁護士が訴訟に関する確認状への回答を拒否、または回答の範囲を大きく制限した場合、監査人は経営者への質問内容で代替すれば十分かつ適切な監査証拠を入手したものとみなせる。
正解: ×(誤り)
誤り。弁護士の回答拒否・回答制限は監査範囲の制約(スコープ・リミテーション)とみなされ、経営者からの説明だけで代替することはできない。訴訟の帰結や金額の見積りは法律専門知識を要する判断であり監査人にその専門性はなく、独立した第三者である顧問弁護士からの一次情報が必要になるため、回答が得られないこと自体が意見表明に影響しうる重大な論点になる。
ヒント: 💡 弁護士の回答拒否・制限は監査範囲の制約。経営者への質問だけでは代替不可。
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2○×問題
会計上の見積りの監査を定めるAU-C第540節は、SAS(Statement on Auditing Standards、AICPAの監査基準書)第143号による改訂を経て、期間終了日が2023年12月15日以降の監査から適用されている。
正解: ○(正しい)
正しい。AU-C第540節はSAS第143号により改訂され、期間終了日が2023年12月15日以降の監査から適用されている。現在監査対象となる決算期はほぼすべてこの基準日以降にあたるため、実務上は改訂後の同節が常に適用されると考えてよい。
ヒント: 💡 AU-C第540節はSAS第143号改訂・2023年12月15日以降終了期間から適用。
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3○×問題
経営者の見積額が、監査人の設定した合理的なレンジ(幅)の中央付近に位置していれば、それだけで経営者のバイアスの兆候がないと結論づけてよい。
正解: ×(誤り)
誤り。当期の位置がレンジの中央付近にあること自体は妥当性を支持する材料になるが、それだけで検討が終わるわけではない。監査人は、過去の見積りが事後的にどうなったかを確かめる遡及的な見直しも行い、複数期間にわたって経営者の見積りが常に同じ方向に偏っていないかというパターンを確認する必要がある。単年度の一致は偶然にも起こりうるが、系統的な偏りは複数年の傾向としてしか現れないためである。
ヒント: 💡 レンジの中央付近というだけではバイアスなしとは結論づけられない。
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4○×問題
取引価格が市場価格とほぼ一致していれば、その取引が関連当事者取引でないと判断してよい。
正解: ×(誤り)
価格が独立第三者間(Arm's length)の水準と一致していても、取引のタイミング・数量・支払条件などに関係性の影響が及んでいる可能性があるため、価格の妥当性だけで関連当事者性を否定することはできない。監査人は価格の検証と関係性の検証を別のステップとして扱う必要がある(実質優先の原則、Substance over form)。
ヒント: 💡 価格が市場並みでも「実質優先」。タイミング・数量・支払条件も別途確認する。
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5○×問題
偶発損失(Loss contingency)は、発生の可能性が高く(Probable)、かつ金額を合理的に見積もることができる場合、負債として計上する。
正解: ○(正しい)
発生可能性がProbableで、かつ金額の見積りが合理的に可能な場合は負債計上の要件を満たす。一方、Probableであっても金額を合理的に見積れない場合は、計上ではなく開示にとどまる点に注意が必要である。
ヒント: 💡 負債計上にはProbable+見積り可能の両方が必要。片方だけなら開示止まり。
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6○×問題
経営者が資金調達や費用削減などの対応計画を示せば、継続企業の前提に関する重要な疑義は自動的に解消される。
正解: ×(誤り)
監査人が評価するのは対応計画の「存在」ではなく「実行可能性」である。計画の前提となる数値、実行のタイミング、過去の実績との整合性を独立に検証しなければ、疑義が解消したとは判断できない。
ヒント: 💡 監査人が見るのは対応計画の「存在」ではなく「実行可能性」。計画書があるだけでは疑義は消えない。
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AUD Ch10をストーリー・インプットから理解する
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