USCPA AUDChapter 6
リスク評価と不正・追加手続の計画 確認テスト
全6問(○×・MC形式)・解答解説付き
USCPA AUD Chapter 6「リスク評価と不正・追加手続の計画」の頻出論点を、6問の確認テストでチェックできます。選択肢を選ぶと その場で正解・不正解と解説が表示されます。最後まで解くと結果もまとめて確認できます。
1○×問題
統制リスクが低いと評価されたとき、監査人は発見リスクをより低く設定する必要がある。
正解: ×(誤り)
誤り。統制リスク(Control Risk、CR)が低いということは、内部統制が虚偽表示を防止・発見する力が強く、重要な虚偽表示リスク(Risk of Material Misstatement、RMM)全体が低くなることを意味する。目標とする監査リスク(Audit Risk、AR)を維持するために必要な発見リスク(Detection Risk、DR)の水準はAR÷RMMで求められるため、RMMが低ければDRはむしろ高く設定でき(=実証手続を減らせる)、低く設定する必要はない(AU-C 200/PCAOB AS 1101)。
ヒント: 💡 CRが低い→RMMも低い→DRはむしろ高く設定できる、という逆比例の関係で覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
2○×問題
監査リスクモデル(AR=RMM×DR)において、監査人が実施する手続を通じて直接調整できるのは発見リスク(Detection Risk)のみであり、固有リスク(Inherent Risk)と統制リスク(Control Risk)は監査人が直接変えることのできない要素である。
正解: ○(正しい)
正しい。重要な虚偽表示リスク(RMM=IR×CR)は企業の事業環境や内部統制の設計に起因するものであり、監査人はそれを観察・評価する立場であって作り変える立場にはない。監査人が調整できるのは、実施する手続の量・種類・時期を通じた発見リスク(DR)の水準だけである(AU-C 200/PCAOB AS 1101)。「IRやCRも監査人が手続で下げられる」と誤読させる選択肢がひっかけになりやすい。
ヒント: 💡 監査人が唯一直接調整できるのは発見リスク(DR)だけ、と覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
3○×問題
統制のテストは、監査人が統制に依拠して実証手続の範囲を絞りたい場合に実施が必要になる手続であり、すべての監査業務で常に実施が義務付けられているわけではない。
正解: ○(正しい)
統制のテストは、統制の有効性に依拠して実証手続を減らしたい場合に必要となる手続である。実証手続だけで十分な証拠が得られると判断すれば、統制のテストを省略して実証手続に注力する選択も成立するため、常に実施が義務付けられているわけではない。
ヒント: 💡 統制のテストは依拠したい時だけ必要、常に必須ではない。
選択すると解答・解説が表示されます
4○×問題
二重目的テストにおいて統制側の例外(承認印の欠如など)が見つかった場合、その事実だけで、同じサンプルの実証手続側の結論(記載金額の正確性)も誤りだと自動的に結論づけてよい。
正解: ×(誤り)
統制のテストと実証手続は、それぞれ独立した問いに答える手続である。承認印の欠如は統制が機能していないことの証拠にはなるが、金額自体の正確性とは別問題であり、同じサンプルを用いていても両者は独立に評価しなければならない。
ヒント: 💡 二重目的テストでも統制側と実証側の結果は別々に評価する。
選択すると解答・解説が表示されます
5○×問題
不正のトライアングルを構成する動機・プレッシャー、機会、正当化の3要素は相互に補完し合う関係にあり、いずれか1つの存在だけでは不正の実行を断定できない。
正解: ○(正しい)
正しい。動機があっても機会がなければ実行できず、機会があっても正当化する理屈がなければ踏みとどまる人が多い。3要素が相互に補完し合って初めて不正が実行に移されやすくなるため、単独の要素の存在だけでは不正の実行や存在を断定できない(不正のトライアングル、Fraud Triangle。AU-C 240/PCAOB AS 2401)。
ヒント: 💡 動機・機会・正当化は単独では不正の決め手にならず、3つがそろって不正リスクが高まる。
選択すると解答・解説が表示されます
6○×問題
ある勘定に係るリスクを「特別な検討を必要とするリスク」に区分した場合、監査人は当該リスクに関連する内部統制の整備状況と運用状況の両方を確かめる必要があり、前年度の統制テストで問題が検出されなかったという事実だけをもって、当年度における統制の有効性を結論づけることはできない。
正解: ○(正しい)
正しい。特別な検討を必要とするリスクは実証手続だけでは十分な監査証拠を得にくいことが多く、関連する内部統制の整備状況と運用状況の評価が求められる。加えて、このリスクについては過去の監査で得た統制テストの結果を当年度にそのまま持ち越すことも認められておらず、当年度に入手した証拠に基づいて結論を出す必要がある。前年度に良好な結果が出ていたことは、当年度の評価を省略してよい根拠にはならない。
選択すると解答・解説が表示されます
この章にはあと34問
続きの問題とTBS形式演習、整理ノートは教材(テキスト)でご覧いただけます。
AUD Ch6をストーリー・インプットから理解する
問題を解いたら、次はストーリー・インプット・アウトプット・整理ノートの4ステップで「なぜそうなるのか」を理解しましょう。Chapter 1は無料公開中、この章の続きは教材購入で読めます。