Historical Cost(取得原価)
意味
取得原価
カイロウ式ヒント
取得時の実際の支払額で記録
Historical Cost の試験対策解説
取得原価とは、資産を取得した時点で実際に支払った現金またはその同等額に基づいて資産の帳簿価額を決定する測定基礎で、GAAPにおける伝統的かつ基本的な測定属性です。取得原価は客観的で検証可能性が高い一方、時間の経過とともに資産の実際の価値との乖離が生じやすいという限界があります。この限界を補うため、金融資産や一部の非金融資産についてはGAAPが公正価値による測定を求める場面が増えており、取得原価と公正価値のどちらが用いられるかは資産の種類や状況によって異なります。有形固定資産は原則として取得原価をベースに減価償却を行い、減損が生じた場合には帳簿価額を切り下げる処理が行われます。
試験での問われ方・ひっかけポイント
取得原価は検証可能性に優れる一方、公正価値ほど目的適合性を反映しない場合がある、というトレードオフの理解が頻出です。どの資産に取得原価が、どの資産に公正価値が適用されるかの区別も問われます。
英語例文
Under historical cost, assets are recorded at the amount paid to acquire them.
取得原価のもとでは、資産は取得のために支払った金額で記録されます。
Historical Cost に関するよくある質問
取得原価と公正価値のどちらが優れた測定基礎ですか?
一概には言えません。取得原価は客観性・検証可能性に優れますが、公正価値は現在の経済的実態をより忠実に反映します。GAAPは資産の性質に応じて両者を使い分けています。
取得原価で計上された資産の価値が下落した場合はどうなりますか?
減損の兆候があれば、帳簿価額と回収可能価額を比較し、回収不能と判断される場合には帳簿価額を切り下げる減損損失を認識します。取得原価は上方修正されることは原則ありません。
所属章: Ch.1 財務会計の基礎概念
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