Self-Interest Threat(自己利益の脅威)
意味
自己利益の脅威
カイロウ式ヒント
経済的利害で判断が歪む状況
Self-Interest Threat の試験対策解説
自己利益の脅威とは、監査人自身の経済的利益や個人的な関係が、監査上の判断に影響を及ぼしてしまう状況を指します。クライアントからの監査報酬が事務所の総収入に占める割合が大きい場合、その報酬を失いたくないという心理が監査人の判断を歪める典型例とされます。ほかにも、クライアント株式の保有、クライアントからの過度な接待や贈答の受領、成功報酬型の契約なども自己利益の脅威に分類されます。5つの脅威カテゴリーの中でも最も基本的かつ広範に適用される概念であり、独立性違反の多くの具体的ルール(株式保有禁止、成功報酬禁止など)はこの脅威を未然に防ぐために設けられています。
試験での問われ方・ひっかけポイント
監査報酬がクライアント1社に過度に依存している状況や、成功報酬・株式保有などが自己利益の脅威の典型例として問われます。監査人自身の経済的な得失が判断に影響する構図がキーワードです。
英語例文
A self-interest threat may arise when audit fees represent a large portion of the firm's revenue.
監査報酬が事務所の収益の大部分を占めるとき、自己利益の脅威が生じることがあります。
Self-Interest Threat に関するよくある質問
自己利益の脅威の代表例には何がありますか?
クライアント報酬への過度な依存、クライアント株式の保有、成功報酬型契約、過度な接待や贈答の受領などが代表例です。いずれも監査人が経済的利益を得る立場に置かれる点が共通しています。
自己利益の脅威と自己レビューの脅威はどう違いますか?
自己利益の脅威は監査人の経済的利益が判断を歪める状況であり、自己レビューの脅威は自分が関与した業務を自分で検証することが問題となる状況です。原因となる要素が異なります。
所属章: Ch.19 職業的責任
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