Fair Value(公正価値)
意味
公正価値
カイロウ式ヒント
市場参加者間の取引価格
Fair Value の試験対策解説
測定日において、市場参加者間で秩序ある取引が行われた場合に、資産を売却して受け取れるであろう価格、または負債を移転する際に支払うであろう価格のことです。特定の売り手や買い手の事情ではなく、市場に基づく客観的な評価であることが特徴で、取得原価や帳簿価額とは異なる概念です。会計基準では活発な市場での相場価格(レベル1)、観察可能な類似取引データ(レベル2)、観察不能な仮定に基づく評価(レベル3)という3段階のヒエラルキーで測定精度が分類されます。監査ではこの見積りの合理性を検証することが重要な論点になります。
試験での問われ方・ひっかけポイント
Fair Valueは「特定の当事者にとっての価値」ではなく「市場参加者の視点」に基づく点が問われます。強制売却(Forced Sale)や清算価値は市場参加者の秩序ある取引という前提を満たさないため、Fair Valueには該当しません。
英語例文
Fair value is the price received to sell an asset in an orderly transaction between market participants.
公正価値とは、市場参加者間の秩序ある取引において資産を売却する際に受け取れる価格のことです。
Fair Value に関するよくある質問
Fair Valueと取得原価はどう違いますか?
取得原価は資産を取得した時点の実際の支払額を記録する概念です。Fair Valueは測定日時点で市場参加者間の取引が成立するであろう現在の価格を表す点で異なります。
Fair Valueの測定はなぜ監査で重要ですか?
特にレベル3のように観察不能な仮定を用いる測定では経営者の見積りの主観が入りやすく、監査人がその合理性や裏付けとなる根拠を慎重に検証する必要があるためです。
所属章: Ch.21 経済学概論
関連語(Ch.21 経済学概論)
AUDをもっと深く理解する
単語の意味を覚えたら、次はストーリー・インプット・アウトプット・整理ノートの4ステップで「なぜそうなるのか」を理解しましょう。Chapter 1は無料で読めます。