USCPA AUDChapter 4
監査計画・重要性と企業環境の理解 確認テスト
全6問(○×・MC形式)・解答解説付き
USCPA AUD Chapter 4「監査計画・重要性と企業環境の理解」の頻出論点を、6問の確認テストでチェックできます。選択肢を選ぶと その場で正解・不正解と解説が表示されます。最後まで解くと結果もまとめて確認できます。
1○×問題
手続実施上の重要性は、複数の勘定・取引で見落とした小さな虚偽表示の累積が全体の重要性を超えるリスクに備えて、全体の重要性より低い金額に設定される。
正解: ○(正しい)
正しい。個々の勘定・取引で見落とされた小さな虚偽表示は、単体では重要でなくても複数積み上がれば全体の重要性(Overall Materiality)を超える可能性がある。全体の重要性ぎりぎりまで手続の基準を緩めるとこの「積み上げによる超過」に気づけなくなるため、手続実施上の重要性(Performance Materiality)は常に全体の重要性より低い金額に設定する(AU-C 320/PCAOB AS 2105)。
ヒント: 💡 手続実施上の重要性は、誤りの積み上げに備えて全体の重要性より必ず低く設定する。
選択すると解答・解説が表示されます
2○×問題
重要性(Materiality)の具体的な%やドル基準は、AU-C 320やPCAOB AS 2105といった監査基準の本文に数値として明記されている。
正解: ×(誤り)
誤り。監査基準の本文には重要性の具体的な%・金額基準は定められていない。重要性は財務諸表利用者の意思決定への影響という質的判断を伴い、業種・企業規模等によって適切な水準が異なるため、画一的な数値基準を基準書に固定できない。実務で使われる「税引前利益の5〜10%」等はファームの方法論上のベンチマークにすぎず、基準が定めた数値ではない点がこの設問のひっかけの核心。
ヒント: 💡 重要性の%は基準本文の数値ではなく、監査人の質的判断で決める目安。
選択すると解答・解説が表示されます
3○×問題
監査リスク(audit risk)が極めて低い業務であれば、業務リスク(engagement risk)も同時に低いと判断してよい。
正解: ×(誤り)
監査リスクは財務諸表に重要な虚偽表示があるにもかかわらず監査人が誤って無限定意見を表明してしまうリスクであるのに対し、業務リスクは監査意見の適否にかかわらずクライアントの財務的な不安定さ等から生じる訴訟・風評被害のリスクである。両者は別種のリスクであり、監査意見が適正であっても業務リスクはゼロにならない。
ヒント: 監査リスクと業務リスクは別物、片方が低くてももう片方が低いとは限らない、と覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
4○×問題
監査基準は重要性(materiality)の判断について具体的なパーセンテージを定めておらず、企業の状況を踏まえた職業的判断に委ねられている。
正解: ○(正しい)
実務では税引前利益や資産総額に対する一定割合を出発点とすることが一般的とされるが、それは基準が定めた数値ではなく判断の出発点にすぎない。
ヒント: 重要性のパーセンテージは基準に定めがない、と覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
5○×問題
全体監査戦略は監査の範囲・実施時期・方向性という大枠を定め、監査計画はそれを実行に移すための詳細な手続を定める。
正解: ○(正しい)
正しい。両者は階層関係にあり、全体監査戦略が大枠、監査計画がそれを踏まえた詳細な設計図という位置づけである。
ヒント: 戦略は大枠、計画は詳細な手続、と役割を対比で覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
6○×問題
監査リスクが極めて低ければ、業務リスクも必然的に低くなる。
正解: ×(誤り)
誤り。監査リスクと業務リスクは別の概念であり、監査意見が適切であってもクライアントの財務的な不安定さなどから訴訟・風評リスクという業務リスクは残る。「監査リスクが低い=業務リスクも低い」とは限らない点が、本文が明示的に注意喚起するひっかけである。
ヒント: 監査リスクと業務リスクは別物で、必然的には連動しない、と覚える。
選択すると解答・解説が表示されます
この章にはあと56問
続きの問題とTBS形式演習、整理ノートは教材(テキスト)でご覧いただけます。
AUD Ch4をストーリー・インプットから理解する
問題を解いたら、次はストーリー・インプット・アウトプット・整理ノートの4ステップで「なぜそうなるのか」を理解しましょう。Chapter 1は無料公開中、この章の続きは教材購入で読めます。