【2026年版】USCPAスコアリリース(合格発表)はいつ?日程の目安とNASBAでの確認方法
「スコアリリースっていつ?日本時間だと何時に発表されるの?」 「NASBAでスコアを確認する方法がよくわからない」 「不合格だった場合、次に何をすればいいのか見当がつかない」
USCPA(米国公認会計士)の試験を受け終わった後、最も気になるのがスコアリリース(合格発表)のタイミングと確認方法です。そして、結果が不合格だった場合のリカバリー戦略は、合否を左右するほど重要なのに、多くの受験生が感覚的にしか対処できていません。
この記事では、スコアリリースの基本的な仕組みから、2026年の最新スケジュール、NASBAでのスコア確認手順、Score Notice(スコアレポート)の読み方、そして不合格だった場合に「次こそ合格する」ための戦略的アプローチまで、網羅的に解説します。
この記事の要点
- Core科目(FAR・AUD・REG)はAICPAが受験データを受け取る締切日ごとに、おおむね2〜4週間おきに発表。2026年後半の発表目安日は11/10・11/24・12/16・2027年1/12(AICPA公表・変更あり得る)。Discipline科目(BAR・ISC・TCP)は年4回(3/13・6/16・9/11・12/15)
- 発表時刻は非公表。NASBAのポータルには目安日の前日夜(米国時間)から見られることが多く、遅れてもAICPAからの受領後48時間以内が目安
- 合格ラインは0〜99のスケールドスコアで75以上。不合格時はCandidate Performance Report(CPR)を参考にしつつ、弱点だけでなく全分野を見直してから再受験する
Next Step
不合格直後の3日間で、立て直し方は変わります
807時間で4科目に合格した学習法の全記録。不合格の論点を次にどう潰すかを第2・3章にまとめています。
スコア発表予定日の朝にメールでお知らせします
次の発表予定日の朝に1回だけメールします。発表予定日はAICPAの目安のため、前後することがあります。登録は無料で、いつでも配信停止できます。
スコアリリースとは何か
スコアリリースの基本
スコアリリース(Score Release)とは、USCPA試験の結果がNASBA(National Association of State Boards of Accountancy:全米州政府会計委員会)のシステム上で公開されることを指します。
日本の資格試験のように特定の1日に一斉発表されるのではなく、AICPA(米国公認会計士協会)が設定するターゲットスコアリリース日(Target Score Release Date)に順次公開される仕組みです。
重要なのは、USCPAの合否はメールや郵送で通知されるわけではないという点です。受験者が自分でNASBAのサイトにログインし、能動的に確認する必要があります。
合格ラインは75点
USCPA試験の合格ラインは全科目共通で75点です。これは単純な正答率ではなく、問題の難易度を加味して統計的に算出されるスケールドスコア(Scaled Score)です。つまり、難しい問題が多く出題された場合は正答率が低くても75点に到達する可能性があり、逆もまた然りです。
スコアの範囲は0〜99点で、75点以上が合格(Pass)、74点以下が不合格(Fail)となります。
Core科目とDiscipline科目でスケジュールが異なる
2024年のCPA Evolution以降、USCPA試験はCore科目(FAR・AUD・REG)とDiscipline科目(BAR・ISC・TCP)に分かれました。この区分によって、受験可能な時期とスコアリリースのスケジュールが大きく異なります。
- Core科目:通年受験(Continuous Testing)が可能。スコアリリースも年間を通じて定期的に行われる
- Discipline科目:各四半期の最初の1ヶ月(1月・4月・7月・10月)にのみ受験可能。スコアリリースは受験月の末日から約6週間後(翌々月の中旬)
この違いを理解しておかないと、受験スケジュールの設計で大きなミスが生じる可能性があります。
2026年のスコアリリーススケジュール
2026年後半の発表目安日(AICPA公表): Core科目(FAR・AUD・REG)は8月7日・8月25日・9月15日・10月9日・11月10日・11月24日・12月16日・2027年1月12日。Discipline科目(BAR・ISC・TCP)は9月11日(7月の受験窓)・12月15日(10月の受験窓)。いずれも「目安日」で、変更される場合があります。
2026年 Core科目(FAR・AUD・REG)のスケジュール
Core科目は通年受験が可能です。受験データはPrometricからAICPAへ送られ、AICPAがデータを受け取った分から順次採点されます。AICPAは「データを受け取る締切日」ごとにターゲットリリース日(目安の発表日)を設定していて、締切日までにAICPAへ届いた受験分が、対応する発表日の対象になります。
2026年後半(7月23日締切分〜2027年1月12日発表分)のスケジュールは以下の通りです。
| AICPAが受験データを受け取る締切日 | ターゲットリリース日(目安) |
|---|---|
| 7月23日 | 8月7日 |
| 8月15日 | 8月25日 |
| 9月7日 | 9月15日 |
| 9月30日 | 10月9日 |
| 10月23日 | 11月10日 |
| 11月15日 | 11月24日 |
| 12月8日 | 12月16日 |
| 12月31日 | 2027年1月12日 |
(出典: AICPA「Find out when you'll get your CPA Exam score」・2026年8月31日公開のページを2026年10月17日に確認。日付はいずれも目安日で、変更される場合があります)
2026年の上半期(7月前半までの締切分)の日程は、上記の公式ページに掲載がないため、この表には載せていません。必要な方は公式ページで確認してください。
締切日からターゲットリリース日までは、上の表から計算するとおよそ8〜18日です。ただし、ターゲット日はあくまで目安であり、実際のスコア公開は48時間前後のずれが生じることがあります。
また、受験日から発表までの待ち時間は、受験日がどの締切に入るかで変わります。たとえば9月5日に受験すれば9月7日の締切に間に合い、発表は9月15日(10日後)です。一方、9月10日に受験すると次の締切(9月30日)に回り、発表は10月9日(29日後)になります。NASBAは、狙いの発表日に合わせたい場合は「締切日の1〜2日前までに受験する」よう案内しています(締切日当日に受験しても、その回に含まれる保証はないため)。
2026年 Discipline科目(BAR・ISC・TCP)のスケジュール
Discipline科目は四半期ごとの限定受験のため、スコアリリースの回数も年4回に限られます。AICPAは、2026年のDiscipline科目を「各四半期の最初の1ヶ月に実施する」としています。
| テストウィンドウ(受験期間) | ターゲットリリース日(目安) |
|---|---|
| 1月1日〜1月31日 | 3月13日(※) |
| 4月1日〜4月30日 | 6月16日(※) |
| 7月1日〜7月31日 | 9月11日 |
| 10月1日〜10月31日 | 12月15日 |
(出典: 7月・10月の受験窓は上記のAICPAのページ(2026年8月31日公開)。※1月・4月の受験窓は同ページに掲載がないため、日付は公式ページで要確認です)
Discipline科目はテストウィンドウの末日から約6週間後(窓の初日に受験した場合は約10週間後)にスコアがリリースされます(7月31日→9月11日は42日、10月31日→12月15日は45日)。Core科目と比べて待ち時間が長いため、この期間をどう過ごすかが戦略上のポイントになります。
スコアリリースの時間帯(日本時間)
スコアの公開時刻は、AICPAもNASBAも公表していません。NASBAは、スコアの照合・処理が目安日の前日の夜(米国時間)に終わり、その時点からポータルで見られるようになることが例年多かったと説明しています(2023年6月のNASBA公式ブログ)。米国の夜は、日本時間ではおおむね翌朝〜昼にあたります。
一方でNASBAは、スコアは「NASBAがAICPAからスコアの受領を始めてから通常48時間以内」にポータルへ反映されるとしています(NASBA「Score Information」・2026年9月時点)。ポータルではターゲット日の前日夜〜当日に確認できたという受験生の報告が多い一方、翌日以降にずれる例もあります。ターゲット日の前日夜から数日間は、ポータルを定期的にチェックすることをおすすめします。
NASBAでのスコア確認方法
ステップ1:NASBA CPA Candidate Portalにログイン
スコアを確認するには、NASBAのCPA Candidate Portal(旧称CPA Central)にアクセスします。
URL: https://candidate-portal.nasba.org/
ログインには、NASBAアカウントのメールアドレスとパスワードが必要です。ここで注意したいのは、Prometric(テストセンター予約サイト)のアカウントとは別であるという点です。NASBA用のパスワードがわからなくなっている場合は、事前にリセットしておきましょう。
なお、スコアをNASBAのポータルで確認できるのは「ほとんどの州」です(NASBAの案内)。出願州によっては、ポータルではなく州のBoard of Accountancyのサイトでスコアを確認する運用になっています(2023年6月時点のNASBA公式ブログではカリフォルニア・イリノイ・メリーランドが挙げられていますが、州ごとの運用は変わります)。自分の出願州の方法は、出願州のBoardの案内で確認してください。
ステップ2:CPA Portalでスコアを確認
ログイン後、画面上の「CPA Portal」セクションに移動します。スコアがリリースされている場合は「Available Scores」の欄にスコアが表示されます。
- 75以上:合格(Pass)
- 74以下:不合格(Fail)
スコアは、NASBAがAICPAからスコアの受領を始めてから通常48時間以内にポータルへ反映されます(NASBAの案内)。ターゲットリリース日を過ぎても表示されない場合は、時間を置いて再度確認してください。表示が遅れても、必ずしも採点に問題があるわけではありません。
ステップ3:Score Notice(スコアレポート)をダウンロード
スコアがNASBA上に表示されてから、通常72時間以内に、より詳細なScore Notice(スコアレポート)がダウンロードできるようになります。スコアが見えているのにScore Noticeが出ない場合も、まず72時間は待ってみてください(NASBAの案内)。
Score Noticeには以下の情報が含まれます。
- 受験した科目名
- スコア(数値)
- 合格/不合格の判定
- Candidate Performance Report(CPR)(不合格だった科目のみ。州によっては提供されません。詳しくは次の章)
特に重要なのがダウンロード期限です。Score Noticeには「Score Available Until ○○」という期限が記載されており、この日を過ぎるとダウンロードできなくなります。スコアが確認できたら、すぐにPDFで保存しておくことを強くおすすめします。
Score Noticeの見方とPerformance Report(CPR)の読み方
合格の場合
合格した場合、Score Noticeにはスコアと「Credit」の表示が記載されます。合格した科目のクレジットには有効期限(Credit Expiration)があるため、残りの科目を計画的にクリアする必要があります。
現行のUSCPA試験では、最初の科目合格から30ヶ月以内にすべての科目に合格しなければ、最初に合格した科目のクレジットが失効します。この期限管理は受験戦略の根幹に関わるため、合格通知を受け取ったタイミングで次のアクションプランを必ず立ててください。
不合格の場合:Candidate Performance Report(CPR)は「参考情報」
不合格だった科目のScore Noticeには、Candidate Performance Report(CPR。この記事では「Performance Report」とも呼びます)が付きます。AICPA・NASBAが公表している情報によると、CPRは次のようなレポートです。
- 不合格だった科目だけに付きます(合格した科目には付きません)
- すべての州が提供しているわけではありません(提供の有無は出願州のBoard of Accountancyで確認が必要です)
- 出題分野(コンテンツエリア)ごとに、Stronger・Comparable・Weakerの3段階で評価されます
- Stronger:比較の相手より良い出来
- Comparable:比較の相手と同程度の出来
- Weaker:比較の相手より悪い出来
- 比較の相手は、その科目で75〜80点を取った受験者(ギリギリ合格した人たち)です。自分の絶対的な出来ではなく、合格ライン付近の人との相対比較になります
- 公式のスコアには影響しない、参考情報です
ここで大切なのは、分野別の評価は信頼性が高くないとAICPAが明記している点です。1つの分野は出題数が限られるため、分野別の結果は総合スコアよりずっと不安定です。AICPAは、分野別の結果を読むときは注意するよう求めたうえで、再受験の前には弱い分野だけでなく全分野を学び直すことを勧めています。再受験の学習配分を、CPRだけで決めるのは避けてください。
CPRは、自分の手応えや学習ログと突き合わせて「ズレがないか」を確認する参考資料として使うのが適切です。CPRを踏まえた具体的な進め方は、後述する「不合格時の戦略的リカバリー」の章で解説します。
(出典: AICPA「The Candidate Performance Report provides helpful information」・NASBA「Score Information」)
手応えと実際の結果の関係
なぜ手応えと結果が一致しないのか
USCPA試験では「手応えがなかったのに合格していた」「できた気がしていたのに不合格だった」という体験談が非常に多く報告されています。これは日本の資格試験ではあまり見られない現象で、初めて受験する人にとっては不安の種になりがちです。
この乖離が生じる主な理由は以下の3つです。手応えが当てにならない構造と科目別のパターンを詳しく知りたい方はUSCPA試験の手応えは当てにならないで網羅的に解説しています。
1. プレテスト問題(ダミー問題)の存在
USCPA試験には、スコアには反映されない「プレテスト問題(Pretest Items)」が含まれています。これはAICPAが将来の出題に向けてデータを収集するための問題で、受験者にはどれがプレテスト問題かわかりません。
つまり、試験中に「この問題は全くわからなかった」と感じたとしても、それがプレテスト問題であればスコアには一切影響しません。逆に、自信を持って解答した問題がプレテスト問題だった場合、実際の採点対象問題のパフォーマンスは本人の体感より低くなります。
2. テストレットの難易度変化(Adaptive Testing)
USCPA試験のMCQ(Multiple Choice Questions)セクションでは、最初のテストレットの出来が良いと、次のテストレットの難易度が上がる適応型テスト(Adaptive Testing)が採用されています。
つまり、2つ目のテストレットが難しく感じたということは、1つ目のテストレットで高いパフォーマンスを発揮できた可能性を示唆しています。難易度が上がった問題で正答率が下がっても、スケールドスコアではそれが考慮されるため、体感ほど悪い結果にはならないケースがあります。
3. TBS問題の配点比率
Task-Based Simulation(TBS)は、スコア全体の約半分(科目により50%、ISCのみ40%)を占める出題形式です(AICPAの公表)。AICPAは採点の詳細を公表していませんが、TBSでは部分点が与えられる場合があるとされています。そのため、TBSでどこまで得点できたかは、試験中の手応えだけでは正確に判断できません。たとえ完璧に解けなくても、正しいアプローチで部分的に正解していれば、想像以上にスコアに貢献している可能性があります。
AUDの判断ブレやTBSの部分点の見誤りで手応えと結果がずれやすい方は、AUD沼脱出 実録・TBS攻略パックも参考になります。
手応えに一喜一憂しないための心構え
上記の理由から、試験直後の手応えは合否を予測する上でほとんど参考になりません。スコアリリースまでの期間は、結果を推測して不安になるのではなく、以下のどちらかの行動に集中すべきです。
- 次の科目の学習を開始する(複数科目が残っている場合)
- 同じ科目の弱点分析を先行して始める(結果が不合格だった場合にすぐリカバリーできるよう)
スコアリリースまでの時間を有効に使えるかどうかが、合格までのトータル期間を左右します。
不合格だった場合の戦略的リカバリー
感情的な対処と戦略的な対処を分ける
不合格の通知を受けた直後は、落ち込むのが自然です。しかし、ここで最も避けるべきは「なんとなく同じ勉強をもう一周する」という対応です。
同じ方法で同じ範囲を同じ順番で学習し直しても、結果が大きく変わることはありません。不合格という結果は「努力が足りなかった」のではなく、「学習の焦点がずれていた」ことを示すシグナルです。
いきなり問題演習に戻る前に、基礎の理解にズレがないかを確認するのも有効です。USCPA実力診断(無料)で弱点エリアを可視化してから、どこを重点的に読み直すか当たりをつけるのがおすすめです。
ここで有効なのが、GAPフィリング理論に基づくアプローチです。なお、74点・71〜73点などスコア帯別の具体的な再受験戦略は、USCPA不合格からの再受験|74点の壁を超える戦略的リカバリー法で詳しく解説しています。
GAPフィリング理論による弱点分析
GAPフィリング理論とは、「現在の自分のスコア」と「合格ライン(75点)」の間にある差分(GAP)を特定し、そこだけを集中的に埋めるという考え方です。
不合格後のリカバリーでは、以下の手順でGAPを特定します。前の章で説明した通り、CPRの分野別評価は信頼性が高くないため、主役は自分の学習データで、CPRは手応えとのズレを確認する補助に使います。
ステップ1:CPRと手応えを突き合わせる
CPRが提供される場合は、各コンテンツエリアの評価を書き出し、試験直後に書いた振り返りノート(迷った分野・時間が足りなかった分野)と並べます。
| コンテンツエリア(例) | CPRの評価 | 振り返りノートの手応え | 読み取り |
|---|---|---|---|
| 分野A | Stronger | 自信あり | 一致。維持でOK |
| 分野B | Weaker | 迷いが多かった | 一致。見直しの優先度を上げる |
| 分野C | Comparable | 自信あり | 一致。重要論点だけ復習 |
| 分野D | Weaker | 自信あり | ズレ。自分の演習データで確認する |
ズレがある分野は、CPRを鵜呑みにせず、次のステップの演習データで確かめます。
ステップ2:自分の演習データで学習計画を再構築
再受験までの演習ログ(分野別の正答率・間違いの理由)をもとに、各分野の学習アクションを決めます。AICPAは再受験前に全分野を学び直すよう勧めているため、まず全分野を一通り通したうえで、次の目安で濃淡をつけます。
| 自分の演習での状態 | アクション | 時間配分の目安(カイロウ式・公式の基準ではありません) |
|---|---|---|
| 正答率が低く、間違いの理由も説明できない | 基礎からインプットし直し。テキストの該当チャプターを精読し、MCQを全問解き直す | 学習時間の40〜50% |
| 正答率は中程度で、間違いの型に偏りがある | MCQ中心で問題演習を強化。間違えた問題の「なぜ間違えたか」を分析 | 学習時間の30〜35% |
| 概ねできているが取りこぼしがある | 重要論点に絞った復習。TBS形式の問題で応用力を確認 | 学習時間の15〜20% |
| 安定してできている | 忘却防止の軽いレビューのみ。時間をかけすぎない | 学習時間の5〜10% |
多くの受験生が犯すミスは2つあります。1つは、CPRのWeaker表示だけを根拠に、その分野だけを勉強すること。もう1つは、すべての範囲を同じ濃さでやり直すことです。全分野を一通り通したうえで、自分のデータで濃淡をつける。これが、最小の時間でスコア改善を狙える進め方です。
Mode F(学習ログ分析)で弱点を構造化する
CPRは分野単位の粗い情報にとどまり、信頼性も限られます。だからこそ、ミクロレベルでの弱点分析が重要になります。
カイロウ式プロンプトのMode Fは、学習ログを分析して「どの論点で、どのような間違い方をしたか」をパターン化するためのツールです。
例えば、CPRで「Select Transactions」がWeakerだったとしても、その中のどのトピック(リース会計なのか、収益認識なのか、金融商品なのか)で失点しているかがわからなければ、効率的な対策は立てられません。
Mode Fでは、日々の問題演習のログ(正誤、間違えた理由、関連トピック)を入力することで、以下のようなアウトプットが得られます。
- 間違いパターンの分類(知識不足/計算ミス/問題文の読み違い/時間切れ)
- トピック別の正答率推移
- 集中すべきトピックの優先順位リスト
このデータに基づいて学習計画を調整することで、「なんとなく不安な範囲を全部やる」から「データで裏付けされた弱点だけを潰す」へと学習の質が変わります。
再受験のタイミング
不合格後の再受験は、できるだけ早いタイミングがおすすめです。
USCPA試験では、Core科目の場合、スコアリリース後に再受験の予約が可能です。ただしNASBAは、不合格になった科目が再申込できる状態になるまで最大5日ほどかかることがあると説明しています(2023年6月のNASBA公式ブログ)。記憶が新しいうちに弱点を補強して再チャレンジすることで、全範囲をゼロからやり直す必要がなくなります。
目安として、以下のスケジュール感を参考にしてください。
| スコア | 推奨再受験時期 |
|---|---|
| 70〜74点 | 2〜3週間後 |
| 60〜69点 | 4〜6週間後 |
| 60点未満 | 6〜8週間後(基礎の再構築が必要) |
点数が合格ラインに近い場合でも、弱い分野だけを集中補強するのではなく、全分野を一通り見直したうえで自分の演習データで濃淡をつければ、短期間でのリカバリーも視野に入ります。
不合格の通知を見た直後は、「何が悪かったか」より先に「真面目にやっていたはずなのに、なぜ」という感覚のほうが強く出ます。
カイロウ自身、9ヶ月の学習で伸び悩んだときは、間違いを「ケアレスミス・知識不足・時間切れ」の3種類に仕分けていました。真面目にやっても伸びないと感じる時期の多くは、努力不足ではなく、教材の説明が省略されている「余白」の部分にありました。
この仕分けと余白の埋め方を体系化したのが、大全の第2章「なぜ真面目な人が落ちるのか」・第3章「学習曲線の設計」です。再受験日から逆算した学習配分はMode H(逆算学習プランナー)で組み立てられます。
USCPA勉強法大全 + カイロウ式プロンプト Ver.4.0を見る →
スコアリリースまでにやるべきこと
待機期間を「空白」にしない
スコアリリースまでの期間は、何もしないで結果を待つ時間ではありません。この期間の使い方で、合格までのトータル期間に数週間〜数ヶ月の差がつきます。
やるべきこと1:次の科目の学習を開始する
複数科目が残っている場合は、結果を待たずに次の科目の学習を始めるのが最善策です。仮に結果が不合格だった場合、その科目の再受験と次の科目の準備を並行して進めることになりますが、次の科目の基礎インプットを済ませておくだけでも、後のスケジュールに余裕が生まれます。
Core科目からDiscipline(選択科目)に進むタイミングであれば、この待機期間に情報収集を始めておくのも有効です。BARを検討している場合はBAR完全ガイドで出題範囲や勉強法を先に把握しておくと、着手がスムーズになります。
やるべきこと2:受験した科目の振り返りノートを作る
試験直後の記憶が鮮明なうちに、以下を書き留めておきましょう。
- TBSでどの分野に不安を感じたか(自分の主観的な手応え)
- 迷いが生じた分野と、なぜ迷ったか
- 時間配分で失敗した部分
- 「対策が足りなかった」と感じた学習領域
※注意: 実際に出題された問題の内容そのものを記録・再現・共有することは、受験時に同意する秘密保持契約(NDA)で禁止されています。ノートはあくまで「自分の手応え・学習の反省」の記録に留めてください。
これは不合格だった場合の弱点分析に直結するデータです。スコアリリース後、CPR(Performance Report)が提供される場合は手応えとのズレを確認でき、学習計画を見直す材料になります。
やるべきこと3:受験環境・体調管理の見直し
意外に見落とされがちですが、試験当日のコンディションもスコアに影響します。テストセンターの環境(騒音、温度)、前日の睡眠、試験中の休憩の取り方など、次回の受験に向けて改善できる点がないか振り返っておくことも有効です。
スコア発表予定日にアラートを受け取る
次の発表予定日(目安)の朝に、スコアの確認手順と「不合格だった場合の最初の3日間」を1通だけお送りします。発表予定日はAICPAの目安のため、前後することがあります。
登録は任意です。いつでも配信停止できます。
よくある質問(FAQ)
Q1:スコアリリース日にスコアが表示されない場合は?
ターゲットリリース日から48時間以内に表示されることがほとんどです。48時間以上経っても表示されない場合は、出願州のスコア確認方法(NASBAのポータルか、州のBoardのサイトか)を確認したうえで、NASBAのカスタマーサービスに問い合わせてください。
Q2:Eyeball Trick(アイボールトリック)は今も使える?
以前はNASBAのサイト上でスコアリリース前に合否を推測する「Eyeball Trick」と呼ばれる裏技がありましたが、NASBAのサイトリニューアルにより現在は使えなくなっています。正式なスコアリリースを待ちましょう。
Q3:不合格のスコアは他人に知られる?
USCPA試験のスコアは受験者本人に通知されます。なお、スコアは出願した州のBoard of Accountancyにも(NASBAを通じて)送られます。予備校や勤務先に自動的に共有されることはありません。不合格のスコアが就職活動や転職に影響することもありません(自己申告しない限り)。
Q4:同じ科目を何回まで受験できる?
受験回数に上限はありません。ただし、同一のテストウィンドウ内では同じ科目を2回以上受験することはできません。Core科目の場合はスコアリリース後に再予約が可能です。
Q5:スコアの有効期限はいつまで?
合格した科目のクレジットは、最初の科目合格日から30ヶ月間有効です。この期間内にすべての科目に合格しないと、最初に合格した科目から順にクレジットが失効します。
まとめ:スコアリリースは「次のアクション」を決める起点
USCPAのスコアリリースは、単なる合否確認のイベントではありません。合格なら次の科目への進行計画を、不合格ならGAPフィリング理論に基づくリカバリー戦略を、即座に実行に移す起点です。
この記事の要点を整理します。
- スコアリリースはNASBAのCPA Candidate Portalで自分から確認する(州によっては州Boardのサイト)
- Core科目はAICPAが受験データを受け取る締切日ごとに発表(2026年後半の目安日は11/10・11/24・12/16・2027年1/12)、Discipline科目は年4回。日付はいずれも目安で、変更されることがある
- 発表時刻は非公表。ポータルには目安日の前日夜(米国時間)から見られることが多く、遅れてもAICPAからの受領後48時間以内が目安
- Score Noticeは期限があるため、すぐにダウンロード保存する
- 手応えと結果は一致しないのが普通。ダミー問題と適応型テストが主な原因
- 不合格時のCPRは参考情報(不合格科目のみ・州によっては提供なし・3段階評価・分野別は信頼性が低い)。再受験の前は全分野を見直す
- 学習計画の濃淡は、CPRではなく自分の演習データ(Mode F)でつける
スコアリリースを待つ時間を「不安」ではなく「準備」に変えられる人が、最短で全科目合格を達成します。
不合格から次こそ合格するために
「どこが足りなかったか」がわからないまま再受験しても、同じ結果を繰り返すだけです。
USCPAの教材一覧(6科目テキスト・勉強法大全・特化パック)は、学習ログ(お手元にあればPerformance Reportも)をもとにGAPフィリング理論で弱点を構造化し、Mode F(学習ログ分析)で「どの論点で、どのパターンの間違いをしているか」まで可視化するAIプロンプト集です。
感覚の学習から、データに基づく学習へ。次の受験で確実に合格ラインを超えたい方は、ぜひ活用してください。
Performance Reportの位置づけや再受験の進め方が分かっても、「結局、次は何をどう変えればいいのか」が曖昧なままだと、同じ勉強をもう一周してしまいがちです。
カイロウ自身、受験計画で一度失敗しています。「受験日」から逆算して予定を組んでいたのが原因で、正しくは「スコアが出る日」から逆算するのだと途中で気づきました。再受験でも同じで、次のスコアリリース日を起点にして、そこから週ごとの配分へ落とし込むと、やることが具体的になります。
この逆算の設計を仕組みにしたのが、大全の第3章「学習曲線の設計」(時間をどう配分したかをすべて開示)とMode H(逆算学習プランナー)です。試験日と平日・週末に使える時間を伝えるだけで、フェーズ分割・週次マイルストーン・遅れたときのリカバリ条件まで設計します。
USCPA勉強法大全 + カイロウ式プロンプト Ver.4.0を見る →
無料ツールで弱点を可視化する:
- USCPA実力診断(無料) ── 不合格科目の弱点エリアを再診断
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