USCPA ISCChapter 8
機密性・プライバシーとインシデント対応 確認テスト
全6問(○×・MC形式)・解答解説付き
USCPA ISC Chapter 8「機密性・プライバシーとインシデント対応」の頻出論点を、6問の確認テストでチェックできます。選択肢を選ぶと その場で正解・不正解と解説が表示されます。最後まで解くと結果もまとめて確認できます。
1○×問題
プライバシー・バイ・デザインは、システムの設計段階からデータ最小化や目的の限定を組み込む考え方であり、GDPR(一般データ保護規則)第25条で法的な要求とされている。
正解: ○(正しい)
正しい。プライバシー・バイ・デザイン(Privacy by Design)は、システムを作った後に保護機能を追加するのではなく、要件定義・設計の最初の段階からデータ最小化や目的の限定を組み込む発想であり、GDPR第25条によって法的な要求にまで格上げされている。ユーザーが何も操作しなくても最も保護的な設定になっている初期設定での保護(プライバシー・バイ・デフォルト)も、この考え方に含まれる。
ヒント: 💡 プライバシー・バイ・デザインはGDPR第25条が定める法的な要求である。
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2○×問題
仮名化(Pseudonymization)されたデータは、復元用の鍵が別のサーバーで管理されていても、GDPR上はもはや個人データとして扱われない。
正解: ×(誤り)
誤り。仮名化は、復元のための鍵がどこかに存在する限り理論上は本人にたどり着けるため、GDPR上は依然として個人データとして扱われる。個人データとしての扱いから外れるのは、復元そのものが不可能な匿名化(Anonymization)の場合のみである。仮名化はあくまでリスクを下げる技術的な措置であって、法律上の適用除外ではない。
ヒント: 💡 仮名化は復元用の鍵が残る限り、GDPR上も個人データのまま扱われる。
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3○×問題
データマスキング(Data masking)は表示・利用の場面だけをデータを置換する技術であり、本番環境のデータベースにある元データ自体はそのまま別に存在し続ける。
正解: ○(正しい)
正しい。データマスキングは開発・テスト環境などで表示・利用の場面だけを置換する技術であり、本番データベースの元データはそのまま残る。そのため、開発環境にマスキングを施したことを理由に、本番データベースに対する機密性統制(データ分類・必要最小限の原則・暗号化等)を緩めてよい根拠にはならない。
ヒント: 💡 マスキングは表示だけを変える技術。元データは本番DBに残ったままである。
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4○×問題
同意(Consent)は、給与計算のように契約履行上どうしても継続が必要な処理であっても、契約履行より常に安定した適法性根拠として優先される。
正解: ×(誤り)
誤り。同意はGDPR第6条が定める適法性根拠の一つに過ぎず、いつでも撤回できるという性質上、継続的な処理を前提とする業務の根拠としてはむしろ不安定になりやすい。撤回されればその時点で処理を続ける法的根拠を失うため、撤回されない契約履行や法的義務の遵守のほうが適している場面がある。
ヒント: 💡 撤回できる同意より、撤回されない契約履行の方が継続処理には安定した根拠になる。
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5○×問題
越境データ移転における十分性認定(Adequacy Decision)は、個々の企業ではなく移転先の国の保護水準に対して欧州委員会が与えるものである。
正解: ○(正しい)
正しい。十分性認定は移転先の「国」の保護水準を欧州委員会が認定するものであり、個々の企業を自動的に認定するものではない。EU-米国データプライバシーフレームワーク(DPF)の場合も、実際に恩恵を受けられるのは米国商務省に自己認証を行い、名簿に掲載されている企業に限られる。
ヒント: 💡 十分性認定は個々の企業ではなく、移転先の「国」の保護水準に対して与えられる。
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6○×問題
委託先へのサードパーティ・プライバシーリスク管理では、契約締結前のデューデリジェンスを十分に行えば、契約後の継続的なモニタリングは省略してよい。
正解: ×(誤り)
誤り。デューデリジェンスは委託先管理の入り口に過ぎない。委託先の体制は時間とともに変化するため、データ処理契約(DPA)の締結後も定期的な報告や監査を通じた継続的なモニタリングを行わなければ、契約内容と委託先の実態が乖離していることに気づけないまま、情報漏えいの温床になり得る。
ヒント: 💡 契約前のデューデリジェンスだけでなく、契約後の継続的なモニタリングも必要である。
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ISC Ch8をストーリー・インプットから理解する
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