KAIRO
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2026-04-04

USCPA受験資格|学歴・単位要件と州別の違いを徹底解説

USCPA受験資格単位学歴審査

「自分の学歴でUSCPAを受験できるのだろうか?」

USCPA(米国公認会計士)の受験を検討し始めたとき、最初にぶつかるのがこの疑問です。結論から言えば、4年制大学を卒業していれば、不足単位を補うことで大半の方が受験資格を満たせます。高卒・専門卒の方にも道は開かれています。

ただし、USCPAは米国の州ごとにライセンスが発行される資格であり、受験資格の要件も州によって異なります。自分に合った出願州を選ぶことが、最短ルートへの第一歩です。

この記事では、USCPA受験資格の全体像を整理し、学歴・単位要件から州別の違い、学歴審査の手続き、そして最短で受験資格を満たすロードマップまでを解説します。


USCPA受験資格の基本|2つの要件を理解する

USCPAの受験資格は、大きく分けて学歴要件単位要件の2つで構成されています。両方を満たして初めて、試験への出願が可能になります。

学歴要件(4年制大学の学士号)

多くの州では、4年制大学(Bachelor's Degree相当)の卒業が受験の前提条件です。日本の4年制大学を卒業していれば、この要件は基本的にクリアできます。

ポイントは「米国の4年制大学と同等であること」が求められる点です。日本の大学の学位が米国基準で同等かどうかは、後述する学歴審査(Credential Evaluation)で判定されます。

短期大学(2年制)や専門学校の卒業だけでは、多くの州で学歴要件を満たせません。ただし、一部の州では学士号なしでも受験可能なルートがあります(後述)。

単位要件(会計単位+ビジネス単位)

学歴要件に加えて、一定数の会計単位とビジネス単位の取得が求められます。具体的な必要単位数は州ごとに異なりますが、代表的な基準は以下のとおりです。

  • 会計単位: 15〜30単位程度(財務会計、管理会計、監査、税務など)
  • ビジネス単位: 15〜24単位程度(経済学、経営学、統計学、ファイナンスなど)
  • 総取得単位: 120〜150単位(州により異なる)

日本の大学で経済学部・商学部を卒業していても、米国基準の「会計単位」として認定される科目数が不足しているケースが大半です。この不足分を補う方法については、後のセクションで詳しく解説します。


出願州別の受験資格比較

USCPAは州ごとに受験資格が異なるため、どの州に出願するかは極めて重要な判断です。日本人受験者がよく選ぶ主要州の要件を比較します。

項目 アラスカ州 ワシントン州 モンタナ州 ニューヨーク州
学士号 必要 必要 不要 必要
総単位数 15会計単位 150単位(ライセンス時) 24会計単位 120単位
会計単位 15単位 24単位 24単位 33単位
ビジネス単位 規定なし 24単位 24ビジネス単位 36単位
受験時の総単位 規定なし 120単位で受験可 規定なし 120単位
SSN(社会保障番号) 不要 不要 不要 必要

※要件は変更される場合があります。出願前に各州のBoard of Accountancyで最新情報を確認してください。

日本人受験者に人気の州とその理由

日本在住の受験者には、アラスカ州ワシントン州が特に人気です。

アラスカ州が選ばれる理由:

  • 会計15単位のみで受験可能と、単位要件のハードルが比較的低い
  • SSN(社会保障番号)が不要
  • 受験開始までのスピードが速い

ワシントン州が選ばれる理由:

  • 120単位で受験を開始できる(150単位はライセンス取得時に必要)
  • SSNが不要
  • 将来的にライセンス取得まで見据える方に適している

モンタナ州が選ばれる理由:

  • 学士号が不要なため、高卒・専門卒の方にも門戸が開かれている
  • 一定の単位数を満たせば受験可能

どの州を選ぶべきかは、現在の学歴・取得済み単位数・ライセンス取得の意向によって変わります。まずは自分の状況を整理し、最もハードルの低い州を選ぶのが実務的な判断です。


単位が足りない場合の対処法

日本の大学を卒業しただけでは、多くの場合USCPAの単位要件を満たせません。不足単位を補う方法は主に3つあります。

予備校の単位取得プログラムを利用する

最も一般的かつ効率的な方法は、USCPA予備校が提供する単位取得プログラムを利用することです。

予備校は米国の大学と提携しており、オンラインで必要な会計・ビジネス単位を取得できます。試験対策の講座と並行して単位を取れるため、学習と出願準備を同時に進められるのが最大のメリットです。

  • 取得できる単位: 会計単位・ビジネス単位ともに対応
  • 受講形式: オンライン(自宅で完結)
  • 期間目安: 1科目あたり1〜2ヶ月程度
  • 費用目安: 1単位あたり数千円〜2万円程度(予備校やプランにより異なる)

予備校選びの詳細は、USCPAの予備校比較の記事を参考にしてください。

自力で米国大学の単位を取得する

予備校を通さず、米国の大学やコミュニティカレッジのオンラインコースを直接受講して単位を取得する方法もあります。

費用を抑えられる可能性がある一方で、以下のデメリットがあります。

  • 英語での履修登録・手続きをすべて自分で行う必要がある
  • 出願州の要件に合致する科目かどうかの確認が自己責任
  • 試験対策とは別の学習負担が発生する

英語力に自信があり、コストを最小限に抑えたい方には選択肢になりますが、多くの受験者にとっては予備校経由のほうが確実かつ効率的です。独学での学習戦略についてはUSCPAの独学ガイドも参照してください。

日本の大学で取得した単位は使える?

日本の大学で取得した単位も、学歴審査を通じて米国基準の単位として認定される可能性があります。

特に以下の科目は、会計単位やビジネス単位として認められるケースがあります。

  • 簿記論、財務会計論、管理会計論 → 会計単位
  • 経済学、経営学、統計学 → ビジネス単位

ただし、認定される単位数は学歴審査機関の判断によるため、事前に確定はできません。日本の大学の成績証明書を審査に出し、結果を見てから不足分を計算するのが現実的な進め方です。


学歴審査(Credential Evaluation)の流れ

USCPA受験資格の確認に欠かせないのが、学歴審査(Credential Evaluation) です。日本の大学の学位や単位が、米国基準でどのように評価されるかを公式に判定する手続きです。

必要書類と手続きの流れ

学歴審査の一般的な流れは以下のとおりです。

ステップ1: 審査機関を選ぶ 出願州が指定する審査機関に依頼します。代表的な機関としてFACS(Foreign Academic Credentials Service)やWES(World Education Services)などがあります。州によって指定機関が異なるため、出願先の州のBoard of Accountancyで確認してください。

ステップ2: 必要書類を準備する

  • 大学の英文成績証明書(大学から審査機関へ直送が求められることが多い)
  • 英文卒業証明書
  • 審査機関所定の申請フォーム

ステップ3: 書類を送付し、審査結果を待つ 書類が審査機関に届いてから、結果が出るまでに通常4〜8週間程度かかります。繁忙期はさらに時間がかかる場合があります。

ステップ4: 審査結果を確認する 審査結果のレポートには、米国基準での学位の同等性と、認定された単位数の内訳が記載されます。この結果をもとに、不足単位を計算し、出願準備を進めます。

費用と期間の目安

項目 目安
審査費用 約$100〜$300(審査機関・プランにより異なる)
所要期間 4〜8週間(通常処理)
速達オプション 追加料金で2〜4週間に短縮可能な場合あり
英文証明書の発行 大学により1〜2週間

合計すると、学歴審査だけで1.5〜3ヶ月程度を見込んでおくのが安全です。受験を決意したら、早めに着手することをおすすめします。


高卒・専門卒でもUSCPAを受験できるか

結論から言えば、学士号がなくてもUSCPAを受験できる州は存在します

モンタナ州のルート

モンタナ州は、学士号を受験要件としていない州の一つです。一定の会計単位(24単位)とビジネス単位(24単位)を取得していれば、学位がなくても受験資格を得られます。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 単位取得の負担が大きい: 学士号がない場合、必要な単位をゼロから取得する必要があり、時間と費用がかかります
  • ライセンス取得には追加要件がある場合も: 試験に合格しても、ライセンスの発行には別途要件(実務経験など)が求められることがあります
  • キャリアパスの考慮: USCPAの活用を見据えるなら、並行して学位取得を検討するのも現実的な選択肢です

高卒・専門卒の方がUSCPAを目指す場合は、予備校に相談して最適なルートを設計してもらうのが効率的です。


受験資格を最短で満たすロードマップ

バックグラウンド別に、受験資格取得までの最短ルートを整理します。

パターン1: 4年制大学卒(経済・商学系)

  1. 学歴審査を申請(1.5〜3ヶ月)
  2. 審査結果をもとに不足単位を確認
  3. 予備校の単位取得プログラムで不足分を補う(2〜4ヶ月)
  4. 出願・受験

最短目安: 約4〜6ヶ月

会計系学部の出身者は認定される単位が多い傾向にあるため、比較的スムーズに進むケースが多いです。

パターン2: 4年制大学卒(非会計系)

  1. 学歴審査を申請(1.5〜3ヶ月)
  2. 審査結果をもとに不足単位を確認(会計単位が大幅に不足する可能性が高い)
  3. 予備校で会計単位+ビジネス単位を取得(4〜8ヶ月)
  4. 出願・受験

最短目安: 約6〜10ヶ月

文学部・理工学部など会計系以外の出身者は、取得すべき単位数が増えるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

パターン3: 高卒・専門卒

  1. モンタナ州など学士号不要の州を選択
  2. 予備校で必要な会計単位・ビジネス単位をゼロから取得(6〜12ヶ月)
  3. 出願・受験

最短目安: 約8〜14ヶ月

単位取得の負担が大きくなるため、長期的な計画が必要です。予備校のサポートを最大限活用しましょう。

USCPAの試験科目や学習時間の全体像については、USCPAの科目ガイドUSCPA合格に必要な勉強時間の記事も併せてご覧ください。


よくある質問

Q. USCPAの受験に年齢制限はありますか?

いいえ、年齢制限はありません。学歴・単位要件を満たしていれば、何歳でも受験可能です。

Q. 日本在住のまま受験できますか?

はい、可能です。USCPAの試験は日本国内のプロメトリック試験会場(東京・大阪)で受験できます。渡米は不要です。

Q. 受験資格の取得にかかる費用の総額はどのくらいですか?

学歴審査費用(約1〜3万円)+不足単位の取得費用(10〜30万円程度)が目安です。予備校の受講料に単位取得費用が含まれているプランもあるため、総額はプランによって異なります。

Q. 大学院卒の場合、単位要件で有利になりますか?

大学院で取得した会計・ビジネス関連の単位も、学歴審査で認定される可能性があります。大学+大学院の合算で単位要件を満たせるケースもあるため、成績証明書をまとめて審査に出すのがおすすめです。

Q. 受験資格を取得した後、有効期限はありますか?

出願後のNTS(Notice to Schedule:受験許可証)には通常6ヶ月〜18ヶ月の有効期限がありますが、受験資格自体に有効期限はありません。一度要件を満たせば、いつでも出願可能です。


まとめ

USCPAの受験資格は、学歴要件単位要件の2つが柱です。

  • 4年制大学卒であれば、多くの州で学歴要件はクリアできる
  • 単位の不足分は、予備校の単位取得プログラムで効率的に補える
  • 出願州の選択が重要。アラスカ州・ワシントン州は日本人受験者に人気
  • 高卒・専門卒でもモンタナ州など一部の州で受験可能
  • 学歴審査には1.5〜3ヶ月かかるため、早めの着手が鍵

受験資格の確認は、USCPA合格への最初のステップです。自分のバックグラウンドに合った州を選び、不足単位を計画的に取得すれば、着実に受験にたどり着けます。

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カイロウ

カイロウ

USCPA受験生 × AI開発者

  • 働きながら4ヶ月でUSCPA 2科目一発合格(FAR・BAR)
  • 自身の受験経験をもとにAI学習ツールを開発
  • 開始から2ヶ月で70名以上のUSCPA受験生が利用
  • 「受験生だからわかる、本当に必要な教材」を追求

FAS業界|2026年夏 全科目合格予定

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